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保健だよりの素

2008年11月8日

連載シリーズ「保健だよりの素」 第5回は「かかりつけ医を決める」です

日本人はなぜか「大病院好き」の人が多いようで、ちょっと風邪をひいただけでも大学病院などで診てもらう人がいます。そのためか待合室は大混雑。診察まで2~3時間待つことも珍しくなく、その割には診療時間が短いことも。また、曜日などによって担当する医師が違うためコミュニケーションを一からはじめなければならないなど、必ずしもいい医療が受けられるとは限らないようです。
大切なのは、日頃から家族で診療を受け、家族全体の健康と病気について相談でき、適切な指示をしてもらえる医師すなわち「かかりつけ医」(ホームドクター)をもつことだといわれています。患者さんの家族構成や病歴、生活習慣などを長年にわたって見守る「かかりつけ医」の存在は、欧米などでは常識となっている国も多いようです。何かあった時いきなり大病院にかかるのではなく、自分の健康状態をよく知っている「かかりつけ医」にまず相談し、医師が必要と思った段階で、適切な病院を紹介してもらうのが効率的な医療の受け方といえます。よい「かかりつけ医」を見つけることは、健康生活を送る上でとても大切なテーマです。

◇・・・・・・「かかりつけ医」を選ぶ目安・・・・・・  
◇子どもの場合は小児科、大人なら内科など、診察してもらう機会が多い対象科の医師。
◇長く同じ地域で活動し評判がよい。
◇患者さんの話をきちんと聞いてくれ、家族の気持ちも考えてくれる。
◇病状をわかりやすく、ていねいに説明してくれる。また、病気のだいたいの見通しや、療養のポイントを指導してくれる。
◇必要があれば、往診もしてくれる(特にお年寄りに)。
◇自分の治療範囲を心得ていて、症状によっては専門医や設備の整った病院を紹介してくれる。
◇家族の過去の病歴を保管していて、適切な判断をしてくれる。
◇「くすり」の処方をする時に、毎日の食事内容や生活習慣まで注意してくれる。
◇その地域での医療実態や、受けられる福祉サービスをよく知っている。

このコーナーでは、協議会の書籍「くすりと健康について くすりになる話」を中心に、健康や薬に関する、読みやすくてちょっとためになる小話を選び、シリーズで掲載していきます。

出典:くすりと健康についてくすりになる話
「病気にならない身体づくり」から、「病気になったら」、「もっとくすりを理解して」、と、健康からくすりまで広く網羅したハンドブックです。困ったときに役に立つと大好評! コラムも充実した人気の一冊です。


  

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