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保健だよりの素

2009年1月23日

連載シリーズ「保健だよりの素」 第7回は「くすりを飲む時間」です

 「くすり」は、体内の目的の場所(患部)でもっとも効果が発揮できるように、飲む時間や間隔、量などが工夫されています。有効かつ安全な「くすり」の効果を最大限に引き出すには、決められた量を決められた時に飲むことが大切です。
 「くすり」を飲む時間は、食前、食間(食事と食事の間の空腹時)、食後、就寝前が主なものです。
 「くすり」は食後に飲むことが多いのですが、食前に服用する「くすり」もあります。たとえば、食事によって血糖値が上がることを防ぐ糖尿病の「くすり」は、食べる直前に飲まなければなりません。
 食間に飲む「くすり」には、空腹時の胃酸の分泌を抑える消化性潰瘍の治療薬などがあります。また、漢方薬などは「くすり」の成分が効率よく吸収されるように、食間に飲むように指示されている場合が多いようです。
 睡眠薬や便秘薬などは、就寝前に飲むよう指示されています。
 なお、分けて飲むのではなく必要に応じて飲む「とんぷく」もあります。たとえば頭痛がひどい時に1回飲むといった用い方をします。
 「くすり」を飲み忘れたことに気づいたら、できるだけ早く飲み、次回飲む時間を少し遅らせます。次の「くすり」まで、あまり時間がない場合は1回飲むのをやめます。ただし、2回分を一度に飲むのは絶対やめてください

<・・・・「くすり」を飲む時間の目安・・・・>
食 前 : 食事のおよそ30分前
食 後 : 食事のおよそ30分後
食 間 : 食事と食事の間の空腹時。前の食事から2~3時間後
           (食事の最中ではありません)
就寝前 : 寝る30分~1時間ほど前
食直前 : 食事のすぐ前
食直後 : 食事のすぐ後
とんぷく : 必要に応じて
           (1日に服用できる最大量が、決められている場合もあります)


このコーナーでは、協議会の書籍「くすりと健康について くすりになる話」を中心に、健康や薬に関する、読みやすくてちょっとためになる小話を選び、シリーズで掲載していきます。
出典:くすりと健康についてくすりになる話
「病気にならない身体づくり」から、「病気になったら」、「もっとくすりを理解して」、と、健康からくすりまで広く網羅したハンドブックです。困ったときに役に立つと大好評! コラムも充実した人気の一冊です。


  



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